【映画感想】ショート・ターム
親の虐待などの理由で施設で暮らすティーンエイジャーたちと、それを支える施設の支援員たち。
アメリカの児童養護施設のお話。
「可哀相な」「恵まれない」子どもたち。そうではない。彼らは苦しい状況の中でもお互いを支えながら前向きに生きている。
とはいえ、ときに物を壊したり、リストカットなどの自傷行為をしてしまう子もいる。
親を恨み、あるいは親の顔色をうかがって我慢しながら生活することが、子どもたちの精神的な病の原因になっているのだ。
彼らがどういうことを感じながら生きているのか、映画を通して少しだけ知ることができたかもしれない。
私自身は、別分野のNPOの活動に関わっているが、問題を知ってもらうこと関心をもってもらうことは、とても大事でとても難しい。
実は、多摩映画祭のトークショーで橋本愛が今年のおすすめとしてあげていた映画の一つだった。
観てよかった映画だ。